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野菜種子の自給率




最近、種子の価格が上がっている気がするな、という実感を覚えていましたが、よくよく考えてみたら野菜の種は9割くらい輸入してるんだからそりゃそうか。


(添付資料、農水省食料産業局知的財産課「種苗をめぐる情勢」より)



「今後まだまだ上がる見込みもある」という見方をされている種苗会社さんもいらっしゃいますが、上がるにせよ上がらないにせよ、僕に今できることは、種子ロスに対し注意を払っていくことくらい。



「自給率が低すぎる」という声がそこかしこで聞こえてきそうですが、複数の産地で分散化が図られていることにより、安定性の確保やパニック回避につながっているという部分もあるでしょうから、現システムから受けている深い恩恵の部分にも思いを巡らせることはとても大切なように思う。


また、地理や気候的な要因からの現時点での合理的な選択である可能性も高いということも忘れないようにしたい。


私たちの毎日の豊かな食卓は、多くの複雑なシステムが絡み合って成り立っている。

毎日の「食べる」に心から感謝したい。







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■人の力と少しの道具で成り立つ、シンプル&ミニマムな農業をモットーに、農園を営んでおります。

当Blogの主な内容は、「久保寺農園の少量多品目野菜栽培記」や「生業としての不耕起、浅耕起型農業の実践記 & その栽培方法と考え方」になります。
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