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腸内フローラ、腸内細菌叢




急激に暑くなりましたね。


この時期は無性に野菜を生で食べたくなりますので、最近はサラダが特別に美味しいです。


夏野菜は、もぎたて採りたてを生でバリガブ食べるのが最も美味しい食べ方のような気がします。




さて、今日の話題は、腸内細菌叢(腸内フローラ)と地中の小さな生物の類似性についてです。


最近、個人的興味で腸内フローラ検査のことを調べていたのですが、腸内フローラのことを表す「腸内細菌叢」の「そう」の漢字が「くさむら」だということを初めて知りました。


てっきり「層」だとばかり思っていました。


そもそもフローラってお花畑みたいな意味合いでしょうから、語呂的にも意味合い的にも、「叢」という漢字がうまくハマったのでしょうか??


いずれにせよ、個人的にはとても好感が持てる表現の形だなと。



それはなぜかと言うと、自分の理想である「多様な生物たちが存在できる、生きた畑」を表現するためには、適度な叢であることを大前提として畑をデザインすることが不可欠だと考えていることから、「叢」という字が、多様性を表現するような意味として使われていることに、なんとも言えない嬉しさを感じたからです。



また、実際に僕自身の日々の畑での体験からも、土の健康と人間の体の健康には結構通じるポイントがありそうだと感じていることもあるからなのか、喜びと同時に胸にストンと落ちるような感覚も覚えています。



(僕の畑の叢の中では、ヤクルトの「細菌を持って細菌を制す」みたいなことが頻繁に巻きおこっているような気がしていて、「野菜に悪さをする細菌がもたらす病害もいつの間にか数が激減していたりする」というような現象を目にすることも少なくありません。


そのような部分に、「人の腸内の菌(善玉菌、悪玉菌、日和見菌)のバランスによって健康状態の良し悪しが決まる」ということと似たようなものを感じています。)




我が家のヘルスケアシステムの基盤は、「人も畑も適度に叢化させた方が良い」という信念に基づき、これからもますます堅固な作りになっていくことでしょう…



と、いいながら、先日外食をしたらお腹を壊してしまい、現在、僕の腸内フローラはガタガタ中です…(笑)


最近、外で食事をするとお腹を壊してしまうことが多いのですが、これがどういうものに反応してそうなっているのか、今の所特定できていません。


おそらく脂ではないかと考えているのですが、必ずしもそうでない時もあるので、その特定を困難に感じています。


とはいえ、お腹を壊してしまった後でも、お野菜を食べれば大体すぐに調子がよくなりますので、「野菜不足に対しておそろしく敏感な腸になっているのかもしれない??」とも考察しています。


仮に、知らず知らず超野菜依存体質になっていての現象だったとしたら、職業柄、それはむしろ嬉しいことなのかもしれませんけど(笑)


僕は野菜のお世話をすることも食べることもとても好きですからね。






※今回の記事を書いていて、地中と腸内の微生物の働きの対比や類似点に関して書かれている書籍、地質学者デイビット・モントゴメリーと生物学者アン•ビクレーの夫妻共著「土と内臓」のことを思い出しました。








また、「土に生息する細菌が人のストレス軽減や免疫力向上に貢献する」というような研究結果(下記()内、引用文(Wiredより)のことも思い出し、「土と人の繋がりに対しての興味は尽きないものだな」と改めて感じております。



(学術誌「Psychopharmacology」で発表された論文によると、土壌に生息する腐生性細菌マイコバクテリウム・ヴァッカエ(Mycobacterium vaccae)には、抗炎症、免疫調節、およびストレス耐性の性質があることがわかった。そしてこれらの保護効果は、この細菌が持つ特殊な「脂質」が要因のひとつであることが今回の研究で明らかになったのだ。(記事全文))





土を触っていて、なぜだか懐かしい感じがするというか、引き寄せられる感じがするというか、そういう感覚に不思議な魅力のようなものを感じることも多いですが、「それには何か必然性やメカニズムがあってのことなのだろう」ということを思うと、土が無性に愛おしくなってきます。





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