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空豆の脱粒







■先日、学生さんたちが来園してくれた時に一緒に採ってもらった空豆の種を鞘から取り出す脱粒仕事をしました。

今年の空豆は収量自体が多かったので、例年と比べて種も沢山採れました。

例年通り、来年用の種分と、食用の乾燥空豆分に分けて冷蔵保存します。


空豆は、就農してからずっと種採りをし続けていることもあり、今年も、命を子孫にバトンタッチすることができて本当に嬉しく思っています。

僕は、種取りできるものはできるだけ種を採っていきたいと考えていますが、作業的な都合上、なかなかそこに時間やスペースを使えないこともあったりします。 その他にも、採取しようとしていてもうまく採取できなかったり、採取できたとしても発芽しなかったりなどなど…、描いている思いや希望とは裏腹に、次の年につなぐことができなかったという種も少なくありません。

また、種採りはとてもデリケートで専門性の高い仕事であることから、あまり多くの種類の種をしっかり採ろうと意気込みすぎると、僕の場合、お野菜を育てるという本質的な仕事に大きな影響もでてしまいそうですので、現在は種を採るものを絞って種採りをするようにしています。

その絞った中でも、就農してから今まで、ずっと種をつなげているのは大豆と空豆くらいですので、この2つへの愛情の深さは特別なものだったりします。

これからもずっと命のリレーを見ていきたいという願いと共に、「今後の農園ライフも一緒に歩み続けていけたら嬉しいなー」と思っています。

話は全然変わりますが、うちは豆の脱粒みたいな家仕事をする時には、妻と音楽をかけあったりしながら仕事をするのですが、その作業やその時の気分にはまる音楽がかかると、とてもリズム良く仕事が進んだりします。

やっぱり音楽って、多くの可能性の幅を引き上げる、不思議な力を持っているものです。

今回、空豆の脱粒に一番ハマったのはNina Simoneの魂を揺さぶるようなド渋Voiceです♪

やっぱり、豆仕事には黒いGrooveがよくハマります♪ (野菜の話と全然関係なくなちゃいましたね。失礼しました(笑))





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■人の力と少しの道具で成り立つ、シンプル&ミニマムな農業をモットーに、農園を営んでおります。

当Blogの主な内容は、「久保寺農園の少量多品目野菜栽培記」や「生業としての不耕起、浅耕起型農業の実践記 & その栽培方法と考え方」になります。
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