top of page

空豆の定植


空豆、もうちょいで定植します。


今年初夏採りの空豆は、栽培の基本を意識したことが奏功したのか、とてもよく採らせてもらえました。


私の経験の中では大成功レベルです。


しかし、ここ数年、栽培トラブルにより収量のパッとしない年が続いていた影響もあるのか、それを克服できたという喜びを感じながらも、その成功を素直に喜びきれていない自分がいました。


「今回の成功はたまたまで、次もまた失敗するのでは??」という感情に引っ張られてしまった格好です。


砂漠を旅する人が、やっとオアシスを見つけて喉を潤したものの、「この先にもオアシスがある保証はない。またあの苦しみを味わうことになるのでは…」と不安に怯えるような気持ち、とでも言いましょうか。


しょーもない不安感情に喜びを押さえつけられてしまったことに対し、成功体験を重ねすぎて慢心してしまった時と同じくらいにやっちまった感を覚えています(笑)


自然と向き合い、時に翻弄されながらも、工夫を凝らして作物を育てていく。

その過程の中で様々な感情が生まれます。


それらの感情に一つ一つ丁寧に向きあうことで、自分を生きることの楽しみが増幅するような感覚があります。


はい。大変楽しいです。


※来週、エンドウを播いて、玉ねぎを植えたら、年内の作付けはほぼ終了です。

間もなく冬がやってきます。


ゆっくり物事を考えられる好きな季節です。






​最新記事

  • Facebook
  • Instagram
a242ef95b21fab738914488bce48fe06d9ec1837

■人の力と少しの道具で成り立つ、シンプル&ミニマムな農業をモットーに、農園を営んでおります。

当Blogの主な内容は、「久保寺農園の少量多品目野菜栽培記」や「生業としての不耕起、浅耕起型農業の実践記 & その栽培方法と考え方」になります。
​同じような栽培方法に取り組まれている方々にとって、当園Blogが何かの参考になれたとしたら、それはとても嬉しいことです。
 

bottom of page