気候の極端な変化に強い栽培方法とは??
なんだかんだで夏キュウリの収穫を8月末までひっぱることができました。
7月の高温、小雨の影響もあり、正直8月の収穫は難しいだろうと思っていましたので、嬉しい結果です。
土をあまり動かさず、草地で野菜を育てる栽培方法は、気候の極端な変化に強い傾向にあるというような言われ方をすることがあります。
僕自身も、今回の結果や今までの経験上からも「確かにそうかもしれない」と思っています。
また、そのような話しを近隣の慣行農家の方々とする機会もありますが、「確かにそうかもね」と感じている人も多いように思います。
農業は天候に左右されることがとにかく多い産業です。
慣行、有機などの手法云々、厳しい気候にも強い畑や作物を多くの農家が求めています。
有機農業や不耕起栽培は、今の所、収量を上げる為の技術ではありません。
ですので、それらの手法が気候の変化に強い傾向にあるからといって、それが農業上絶対的に良いものである、みたいな話しをここでしたい訳ではありません。
収量や手法の利点そのものを、農業システムを評価する為の唯一の尺度にしてはならないように思うからです。
これは農業だけに限りませんが、世の中には、他者の手法の違いを認めずに、自分の尺度や確信を押しつける人が一定数存在します。
その主張は時にとても攻撃的で排他的です。
有機の人の慣行の人への物言いや、慣行の人の有機の人への物言いの中にもそういう種類の主張がありますが、僕はそういうものが好きではありません。
違いや良さを認め合い、それぞれが感じた利点や欠点を誰しもが気軽に話しあえることはとても大切だと思います。
異なるものを必ず理解しなくてはならないとは思いません。
しかし、差異を理解しようと努めながら人が話しを進めている場面に遭遇した時に、僕は必ず明るい気持ちになります。