就農相談を受け、「本当の優しさとはなんだろう?」と考える
人から就農の相談を受けていて「そんなに軽くみているならやめておいた方がよいだろう」と思うことがちょいちょいあります。
ただ、就農前の僕も、かなり杜撰な計画だったことは間違いありません。同じように見られていたことも多かったのだろうと思うと少し恥ずかしい気持ちになります。
と、それはさておき、最近、そのように思ってしまうような相談に対し、どう対応していいか分からなくなる時があります。
それが本当の優しさなのか??
調子の良い対応になっていないか??
そのようなことをつい考えすぎてしまって、自分の心をすり減らしているような気持ちになることがあるからです。
農業でお金を得ることを安易に考えているとしか思えないような計画であったとしても、別にそれ自体を止めたいともその人の気持ちを変えたいとも思いませんが、僕の視点からは悲惨な未来しか想像できないものに対し、喜んで「やったらいいじゃん」とは言えませんし、それは言うべきではないと思っています。
しかし、何が起こるか分からないし、僕の考えが正しいとも思っていませんので、やりたいように好きにやってみたらいいじゃんとは本気で思っています。
優しさってなんだろう??
本当の意味で相談者の力になるってなんだろう??
最近は、そんなことを考えさせられる話しを聞くことが多いです。
今まで、僕に諦めた方がいいと言ってきてくれた人のことを思いだし、「それはその人の視点からみた、その人なりの優しさだったのかもしれない」ということに思いを巡らせています。
人の相談を聞くことの難しさを感じ、自分の対応力の低さに若干しゅんとしているというお話でした。
人の相談にのることを仕事にしている人、助けになるような具体案を出せる人、本当に凄いなと思います。
※ズッキーニ、にょきにょき発芽しました。最近は気温が低かったせいか、思ったより時間がかかりました。