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人参の高温、乾燥の過剰ストレスによる不時抽苔が多くなっているらしい。



知人から連絡があり、「8月播きの人参がトウ立ちしてしまったんだけれど何故か分かる??」と聞かれました。


場所は同じ神奈川でのことです。詳しく聞いてみると、近隣の農家でもそのような畑があるとのことでした。


うちの周りでは、そんな話を聞いたことがありません。


今年の栽培で低温感知で反応したなんてことはまずないと思うので、「そんなことがあるんだな〜」という感じでしたが、農協や普及員の中では、「最近の寒さで反応したのだろう」、などと言う人もいたそうです。


あたった人がよくなかったのでしょうけれど、なかなか雑な対応です(笑)


自分には全く分からなかったので、該当品種の種苗メーカーに聞いてもらいました。


メーカーの返答では、「高温、乾燥の過剰ストレスによる不時抽苔」とのことだったようで、昨年、今年とそのような報告が続いているそうです。


特に7〜8月播きの型で発生しているようで、「昨年、今年のような気候の場合、9月播きの方がよいのかも??」というようなことを示唆するお話もあったようで。


うちは今年、8月播きの型が超大雨で大体流されてしまったので、9月播きの型が主役になりましたが、今年に限っては、かえって良かった面もあるのかもしれません。


あの時は、「あ〜あ〜、ほぼ播き直ししなきゃ.......間に合うかな??」というような感じで、かなりがっかりしていたことを考えると、なかなか面白いお話です。


人間万事塞翁が馬。


人生の吉凶、運不運は予測できませんね。


※人参、今年は大分遅れたので全体的に小ぶりですが、収穫はしっかりできそうなのでホッとしています。



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■人の力と少しの道具で成り立つ、シンプル&ミニマムな農業をモットーに、農園を営んでおります。

当Blogの主な内容は、「久保寺農園の少量多品目野菜栽培記」や「生業としての不耕起、浅耕起型農業の実践記 & その栽培方法と考え方」になります。
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