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レタスの混植







先日、今季の葉野菜の定植物は残す所レタスのみというお話をしましたが、うちはレタスを植え付ける時には、春も秋も必ず人参の畝の中央に混植します。



レタスと人参はお互いの生育を助け合うらしく、非常に相性の良い組み合わせのように言われていることもあります。


正直、いまの所、目に見えて分かる相性の良さは感じてはいませんが、コンパニオンプランツ(混植)というものは、全体的に不確かなことも多く、周りや土壌の環境などの細かい要因によっても効果が変わってくるものでしょうから、僕は基本的におまじない的なものという位置付けで考えることにしています。



ということもあり、この混植は、相性の面というよりも作業的な面で取り入れているという感じです。


秋は特にですが、人参が適当な大きさになったくらいにレタスの定植時期がやってきますので、人参の草管理も兼ねて、レタスの定植も同時に進めていくということができます。


僕はそれが時間やスペースの省力化につながっていると思っていますので、毎回取り入れています。



特に、僕のやっているような手作業農業で生活を成り立たせていけるレベルの量を作ろうとすると、一つの作業に2つ、3つの意味合いを持たせることはとても重要なことだと考えています。


ただ、同時にいくつもの意味合いを持たせようと意識しすぎると、どうしても作物同士が密植気味になってしまうので、作業性や通気性などの面では考えなければならぬことも多いと感じています。


しかし、手作業でやるとなると、そのデメリットを許容して、コンパクトに収めることを優先した方が、トータルパフォーマンスが良いのではないか??と今の所は考えているので、基本的に全体的にあえて密植気味に混植をしていくように心がけている所があります。


これから、まだまだ革新的なアイデアが見つかるかもしれないので、色々と変化を繰り返していくでしょうが、今後もあれこれと試行錯誤して、より精度の高いスタイルを作りあげたいと思います。



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■人の力と少しの道具で成り立つ、シンプル&ミニマムな農業をモットーに、農園を営んでおります。

当Blogの主な内容は、「久保寺農園の少量多品目野菜栽培記」や「生業としての不耕起、浅耕起型農業の実践記 & その栽培方法と考え方」になります。
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