オクラの枯れ株
今年はオクラの枯れ株につるありエンドウを絡ませてみていますが、U字パイプエリアに劣らないレベルの生育力を見せてくれています。
大した支柱補強や誘因管理をせずとも多くの実りを与えてくれているので、作業効率的にも収量的にもなかなか良い結果が出ました。
資材コストや物質依存の少ない手法が上手くハマるのは極めて僕好みの展開です。
つるありエンドウのような背の高い作物をオクラに絡ませていったのは今回が初めての経験ですので「オクラは収穫する為だけのものでなく、枯れ木支柱利用という新たな役割も設定することができる」という確信がより深いものになりました。
以前の投稿で、「エンドウが終わってもまだ枯れ木がしっかりしてたら、その後にその上からキュウリ行っちゃっても面白いかも」というようなことを書きましたが、現状、そのアクションを起こしても全く問題なさそうですので、昨日、キュウリを株元にお試し定植しました。
さぁどうなるでしょうかねー。
それはそうと、オクラの枯れ木にダイナミックに絡むエンドウの姿に、アフリカンアートや土器や彫刻などの原始美術的な魅力に近いようなものを感じている自分を確認しています。 無秩序すぎず適度にワイルドに、人の生活と自然環境が絶妙にバランスをとりあっているような景色には、私的興奮ポイントが多いものです。
更にこのエンドウが枯れて、その上にキュウリが巻きついていって…なんて未来を想像すると、数ヶ月後の遠足が楽しみで待ちきれなかった少年時のようなワクワク心が湧いてくるようです(笑)
最後は大風でどっシャーンとキュウリごと自然に倒れて、畝上で全部が堆肥化してくれたりしたら、もう完璧ですね♪
天地のシステムが生み出す力をうまく利用しながら農産物を生産していく「有機農業」って、こういう循環を面白がりながら進んでいけることに本質的な魅力があるような気がしています。
※いつもは基本一人収穫ですが、最近、妻が一緒に豆の収穫をしてくれました。 豆の収穫は時間がかかるので超助かりです♪